オーダースーツを作りたい！ 知っておきたい基礎知識とおすすめブランド5選
最終更新日:2024年03月12日
「就活やフォーマルな現場に備えてスーツを用意したい。なるべくスタイリッシュなものがいい」
「スタイルがきれいに見えるオーダースーツを作りたい。そもそもオーダースーツってどんなもの？」
「オーダースーツに憧れがあるので、どれくらいの値段がかかるのか知りたい」
「オーダースーツのお店を探しているけれど、種類が多すぎてわからない…どこにするのが正解？」
このように悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここではそんな人のために、オーダースーツの基礎知識とオーダースーツのお店の特徴を紹介していきます。
※本稿では特筆すべき事情がない限りレディースのオーダースーツについてのみ取り上げます。
オーダースーツの基本
まずオーダースーツの基本について知っておきましょう。
オーダースーツには、
・パターンオーダー
・イージーオーダー
・フルオーダー
の3つの種類があります。
「パターンオーダー」は、すでにできあがっている型紙を基として、それを調整して作っていくものです。もっとも簡素なかたちのオーダースーツですが、袖の長さや肩幅などは合わせられます。また非常にお買い得で、リーズナブルなお店ならば20,000円台から作ることができるのが魅力です。
パターンオーダーとフルオーダーの中間に位置するのが「イージーオーダー」です。既製品の型紙を基とはするものの、パターンオーダーに比べて自由度が高く、値段もお手ごろなのが特徴です。
一から型紙を起こして作るのが「フルオーダー」です。その人のためだけに設えられるオーダースーツは、非常に着心地やフィット感がよく、スタイルを良く見せてくれるのが大きな魅力です。ただし値段は非常に高く、数十万円になることもあります。
おすすめのブランド5選
ここからは、オーダースーツを扱っている代表的なお店を5つ取り上げて、その特徴について解説していきます。
樫山
90年以上の歴史のある老舗「樫山」は、日本におけるオーダースーツのパイオニアです。メディア露出も盛んであるため、名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
「オーダースーツをより身近に」というスタンスのもと、「適正価格で良いオーダースーツ」を作り上げています。品質と値段のバランスが良く、「良い品質のものを、ある程度リーズナブルな値段で買いたい」と考えている人にとっては、樫山は良いパートナーになるでしょう。
最低価格は33,000円からですが、初回オーダーに限り26,400円で注文できるキャンペーンも行っています。
樫山では160を超えるパターンのなかから好きなものを選べます。
北海道から九州まで幅広く店舗を展開しています。またオンライン（2回目）での注文や、出張でサイズを測ってくれるサービスも展開しています。なお樫山は非常に多くの店舗を出していますが、完全予約制の店と予約なしOKの店があるため、来店前に事前に確認しておくと安心です。
サイトの情報量も豊富なので、一度は目を通しておくとよいでしょう。
ダンカン
「とにかくリーズナブルにオーダースーツを作ってみたい！」「初めての一着なので、まずはオーダースーツというものを試すところから始めたい。気に入れば、高級路線にもチャレンジする」という人におすすめなのが「ダンカン」です。]
ダンカンの場合「エントリーモデル」としてオーダースーツを18,700円から打ち出しています。「ジャケット単品」などではなく上下揃っているのにこの価格設定であるため、オーダースーツ初心者にはぴったりです。
さらにダンカンは「リーズナブルさ」だけにこだわるブランドではありません。高級路線もそろっています。また女性をメインターゲットとした入学・入園・卒業・卒園スーツの展開もしています。
店舗展開は全国ですが、樫山ほどは広くありません。四国にはダンカンの支店はないので注意しましょう。
ビックヴィジョン
「オーダースーツのサイトに行ってみたけれど、おしゃれすぎてよくわからない。金額の目安を知りたいのに…」と悩む人は意外と多いものです。
そんな人におすすめなのが「ビックヴィジョン」です。
ビックヴィジョンはサイト構成が非常に分かりやすく、オンライン上で「スタイル（2ピースか3ピースか）」「色は何色が良いか（13色から選択）」「柄は何が良いか（9種類から選択）」「どんなシーンに使うか（4種類から選択）」と、それぞれの項目でソートをかけられます。また価格の幅を指定して検索をかけることもできます。
「最終的にはお店に行こうと思っているが、いきなりお店に行くのは緊張する。前もって価格感やイメージをつかみたい」と考えている人にとっては、ビックヴィジョンは非常に心強い味方となるでしょう。
ただ価格帯は幅広いものの比較的高く、女性のオーダースーツの場合は50,000円を最低予算と考えておくとよいでしょう。
店舗展開は関東圏および愛知県・大阪府です。
Re.muse
「女性が、女性のための、戦闘服を作り上げる」という理念のもとで立ち上げられたオーダースーツブランド、それが「Re.muse」です。ハンドメイド・採寸・特殊体型補正（一人ひとりにあった体型補正）にこだわっているRe,museは、その技術力を国際的に認められ、国際クロージング協会（アメリカを中心とした国際組織）のスーツ法制部門で最高の評価を得ています。
400を上回る工程と、100パーセント国内製法で作り上げられるレディースオーダースーツは、特筆に値するものです。そのため「とにかく品質の良いオーダースーツを作りたい」と考えている人に向いています。またコートなどを作ることができる珍しい店舗でもあります。
しかしRe.museは値段が非常に高く、上下のスーツは最低価格が17万6000円です。これが最低価格ですから、実際にはもっと出費額は大きくなるといえるでしょう。
店舗展開は銀座と大阪のみです。
GINZA Global Style
オーダースーツのなかで知名度が高い店のうちのひとつが「GINZA Global Style」です。
GINZA Global Styleは樫山と並ぶほどの長い歴史を持っていて、96年の歴史を紡いできたブランドです。歴史に裏打ちされた親切丁寧な仕立てはホームページにも生かされています。ボタンやボトムスの解説が非常に分かりやすく、オーダースーツを作りたいと考えている人は、一度目を通してみてもよいでしょう。
GINZA Global Styleのオーダースーツは5000種類以上の生地のなかから好きなものを選ぶことができます。このような選択肢の広さは、GINZA Global Styleの大きな魅力です。またレディースを対象とした商品展開も非常に豊富で、オーダースーツはもちろん、ブラックフォーマルやシャツ、コート、さらにはニットやパンプスまで作ることができます。トータルコーディネートを考える人にとって、非常に心強い味方となるでしょう。
オーダースーツ1着の値段は41,800円～です。
日本全国に店舗がありますが、北陸圏や四国には店舗がありません。また店舗によってはレディースの取り扱いがないところもあります。
GINZA Global Styleは予約なしでも来店可能という気軽さがあるので、一度足を運んでみても良いでしょう。
「GINZA Global Style」のホームページはこちらから
さいごに
「オーダースーツ」は「自分だけのスーツ」を作ることができます。自分のためだけに作られたオーダースーツは、その着心地の良さやフィット感、ラインのきれいさが既製品とは比べ物になりません。とくに体型に悩みを持つ人にとって、オーダースーツはこれ以上ないほどの心強い味方となるでしょう。そしてそんな心強い「相棒」は、意外とリーズナブルな価格で作ることもできるのです。
