メイクアップインストラクターになるには?目指すための資格やスキルと専門学校の選び方
最終更新日:2021年11月05日
「メイクアップインストラクター」は、セミナーや専門学校でメイクの仕方を教える人のことです。メイクアップインストラクターは無資格でもできる仕事ですが、メイクに関する資格を取得すると就職につながりやすいです。メイクアップインストラクターの目指し方を確認していきましょう。
目次
メイクアップインストラクターとは?
メイクアップインストラクターとは、その名の通りメイクの指導を行う人のことです。教える場所は、各種セミナーや専門学校、メイクアップ教室など多岐にわたります。教える相手も、ある程度メイクスキルのある美容部員や初心者、趣味でメイク技術を磨きたい人など多様です。
メイクアップの高い技術はもちろんのこと、自分のテクニックを教えるための会話力や指導力も求められます。会話をするのが苦手な人や多くの人の前でメイクをすると緊張する人には難易度が高い仕事だといえるでしょう。
メイク技術を人に伝えるために、最新の美容トレンドや骨格ごとに似合うメイクの方法、専門的なノウハウなどの知識やスキルは必須になります。
トーク上手で専門的スキルが高い講師として脚光を浴びると、メイクアップのカリスマインストラクターとしてテレビや雑誌といったマスメディアで活躍できることも。有名なメイクアップインストラクターだと、おぐねーさんや、かづき れいこさんなどがいます(※)。
最近は、YouTubeでメイクの仕方を配信して収益化しているメイクアップインストラクターも少なくありません。
(※)参考:メイクアップに関する情報と専門家への出演依頼ならBEaUTRISE | 講演依頼.com
メイクアップインストラクターになるには?
メイクアップインストラクターになるには、メイクの学校に入学して専門的スキルを身につけることが最短です。独学も可能ですが、学べることに偏りや限りがあるので、あまりおすすめできません。
独学でも目指せる?
メイクアップインストラクターになるために、必須の資格は存在しません。無資格でもなることができますので、独学でスキルを身につけてメイクアップインストラクターを名乗ることも可能です。
しかし、独学の場合は以下のようなデメリットが発生する可能性があります。
独学でメイクアップインストラクターを目指すデメリットは、
- 独学だとメイクの練習をするためのモデルがいない
- メイクを教えてくれるプロがいないので難しいメイク技術を習得しにくい
- 就職サポートがないので将来への不安が残る
メイク技術で食べていきたいならば、メイクの専門学校で学ぶのが一番です。独学だと練習相手となる学友やモデルもいませんし、就職先を見つけるためのコネクションも手にするのは難しいです。
必須の資格はありませんが、独学でメイクアップインストラクターを目指すのはほぼ不可能でしょう。
専門学校に通う時間がない方や、コロナ禍ということもあって在宅で授業を受けたい方は、通信講座を利用してメイク技術を学ぶのがおすすめです。社会人だから…、育児や家事があるから…、と諦めてしまっている方でも在宅で学べる通信講座なら無理なく学習を進められるでしょう。
未経験や社会人からでもメイクアップアーティストを目指す方法は、こちらの記事で解説しています。
メイクアップインストラクターに必要な技術を専門で学べる学校はあるの?
メイクアップインストラクターになるための技術は、美容専門学校や大学の美容系学部で習得することができます。
専門学校で専門知識を得て、その後、メイクアップアーティストとして経験を積み、メイクアップインストラクターにスキルアップしていくのが一般的な目指し方です。
メイクの専門学校では、技術とセンスを鍛えていくことだけでなく、実技を通じてコミュニケーション能力も身につけていくこともできます。
なお、学校を選ぶときには“留学もできるか”ということも重視して選ぶようにしましょう。グローバル化が進む昨今、さまざまな肌の色や肌質に対応できるメイク技術が求められつつあるのです。留学ができて、さまざまな人種の方をメイクできる学校に入るのがおすすめになります。
留学ができる学校は少ないですが、たとえば、ニューヨークメイクアップアカデミーなら通信教育の学生でも留学ができるのでおすすめです。
どんな授業内容?
メイクの専門学校では、メイクの基礎から応用をしっかり学び、技術と理論を身につけることが可能です。人の骨格やパーソナルカラーを学び、どんな人でもメイクができるようになる授業が展開されています。
また、メイクの実技も授業で実施されるようです。自分の顔をメイクするのと、他人にメイクするのでは、手の動きなどが異なってくるでしょう。学生同士でさまざまなメイクを施しあってみて、効率よく美しいメイクができるようになる技術を習得していくのです。
さらに、日常のメイクとデートのメイク、結婚式などの晴れの場のメイクでは求められるものが異なってきます。シーンに合わせたメイクのポイントも習得可能です。
こちらの記事では、おすすめのメイク専門学校やスクールをまとめています。ぜひあわせてご覧ください。
メイクアップインストラクターだけのやりがい
メイクアップインストラクターだけのやりがいは、自分のメイク技術を多くの人に教えることができるという点にあるでしょう。
メイクアップインストラクターの仕事は、メイクの方法を「しっかり伝えること」がもっとも大切になってきます。自分らしいメイクを多くの人に伝えて、生徒が徐々にきれいになっていき、やる気を出してくれたときもやりがいが感じることができるでしょう。
メイクアップインストラクターに必要な資格やスキル
メイクアップインストラクターになるのに、特別な資格は必要ありません。
必須の資格
メイクアップインストラクターになるのに必須の資格はありませんが、高いメイク技術を身につける必要があります。
しかし、「トータルメイクアップ検定ベーシック」「トータルメイクアップ検定ベーシック・アドヴァンス」(※)など、メイクに関する資格があると、自身のメイク技術を証明できるので就職活動に有利になるでしょう。
(※)日本メイクアップ知識検定試験(ベーシック・アドバンス) | 一般社団法人 JMA|日本メイクアップ技術検定協会
あると有利なスキル
メイクアップインストラクターは、美の伝道者ともいえる仕事です。美容に関する多様な知識を持っていることが必要になるでしょう。
たとえば、エステやアロマ、フェイスマッサージといった美容に関連する資格やスキルを持っておくこともおすすめです。
メイクアップインストラクターが活躍できる現場
メイクアップインストラクターが活躍できる現場は、メイクを教えることができる場所です。
- 各種セミナー
- レッスン
- 専門学校
- メイクアップ教室
などがあげられます。
また、フリーのメイクアップインストラクターとして活動する方も増えてきているようです。
おわりに:メイクアップインストラクターになるには、まずはメイクの専門学校やスクールに入学しよう
メイクアップインストラクターは、無資格でも名乗ることができる仕事です。しかしながら、自分自身が高いメイク技術を有していることを証明できていないと、生徒は集まりにくくなるでしょう。
メイクアップインストラクターになりたいなら、基礎からしっかりメイク技術を教えてくれる学校に通って、メイクの資格取得を目指すのがおすすめです。