美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)になるには?憧れのコスメブランドで働くために必要な資格やスキル、勉強方法を紹介します
最終更新日:2021年11月11日
BA(ビューティーアドバイザー)は、百貨店などでコスメの相談に乗ってくれる美容部員のことです。メイクの悩みやスキンケアトラブルなどでお世話になったことがあり、憧れている方も多いのではないでしょうか?
美容部員になるには、メイクの専門学校やスクールなどで必要スキルを学び、百貨店や各ブランドの求人に応募するのが一般的です。
この記事では美容部員になるのに必要な資格やスキルなどを詳しく解説していきます。
目次
美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)は独学でも目指せる?
美容部員は、独学でも目指せますが、難易度は高くなります。美容部員とは、資格がなくてもなれる仕事です。
美容部員は、お客さまにメイクをしたり、美容の相談に乗ったりするのが業務内容になります。そのため、肌の明るさや肌質、骨格ごとに似合うメイク術を知っておかなくてはならないのです。
独学ではこれらのスキルがなかなか身につきませんし、メイクの技術も独りよがりなものになりがちといえます。そのため、独学の人はあまり採用されませんし、採用されてもレジ業務といったアルバイトスタッフになる可能性が高いのです。メイク未経験だけどBAとして将来活躍したい方は、アルバイトスタッフからスタートして、現地でメイク技術を学びながらBAを目指すのもよいでしょう。
専門で学べる学校はあるの?
美容部員になるためのメイク専門学校やスクールはあります。学校ごとに名前は異なりますが、「トータルビューティー科」や「美容学科」といった名称で募集をしているようです。
また、3か月~半年程度の短期間集中で美容部員を目指せる講座もありますし、社会人向けの夜間や休日のみのスクール、通信講座を中心とした学校もあります。自分のライフスタイルに合わせて講座を選ぶとよいでしょう。
こちらの記事では、おすすめのメイク専門学校やスクールをまとめていますので、学校選びの参考にしてみてください。
どんな授業内容?
授業内容は、学校ごとに異なります。ですが、だいたい以下のような3つの柱で授業カリキュラムが組まれているようです。
メイクスキル
美容部員としてお客様にメイクをするための技術やスキルを学びます。学生同士でメイクを行い、どのような肌質や肌色、骨格の人でもメイクができるようにします。
スキンケアや皮膚知識
皮膚に関して、科学的な視点も交えつつ学びます。スキンケアスキルや肌トラブルへの対処法なども学び取ります。
接客マナーなど
美容部員として化粧品を売る場合、接客マナーも必要になってきます。学校では、好感を与える立ち居振る舞いや言葉づかい、さらにはカウンセリングのコツなどを指導してもらえます。
また、これらのスキル以外にも、ネイルやエステ、色彩検定などの勉強ができる学校もあるようです。
美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)のメイク技術を最短で向上させる方法はこちらの記事で解説しています。
美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)のやりがい3つ
美容部員のやりがいとしては、以下のような3つがあります。
- 直接、お客さんからお礼を言われる
- 社割で化粧品を買える
- 働きながら美意識を高めていける
美容部員として、お客さんを笑顔にできるのは嬉しいものです。また、多くのブランドには、「社員割引制度」があり、お気に入りの化粧品や試供品などを手に入れることができるやりがいもあります。さらに美容部員として働いていると、自然と美意識が刺激されて、見た目が洗練されていく楽しさもあるのです。
美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)の大変なところ3つ
美容部員はとても華やかな仕事ですが、以下のような大変さもあるようです。
- 常に身だしなみをきれいにしておかないといけない
- いろいろなことを覚えておかなくてはならない
- ノルマがあることも
美容部員はブランドの顔になります。お客さんに説得力を与えるためにも自分の美を磨いておく必要があるのです。さらに、メイクやスキンケアに関することだけでなく、ブランドの新商品などを覚えておき、お客さんに案内しなくてはなりません。
また、勤務先にもよりますが、「1日に商品を〇個売ること!」などのノルマ設定があり、それが大変なこともあるようです。
美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)に必要な資格やスキル
美容部員に必要なスキルや資格としては、以下があります。
必要な資格
美容部員になるためには、メイクやスキンケアに関する基本的なスキルがあることを証明する必要があります。以下のようなメイクに関する資格を持っていることが求められます。
- 日本化粧品検定
- 日本メイクアップ技術検定
- メイクアップアドバイザー検定
- コスメマイスター
これらの資格のいずれかを取っていれば、美容部員として活躍できるスキルがあることを証明できます。メイクの専門学校やスクールでは受験を促されますが、独学の場合はこれらの資格取得を目指してみましょう。
プロメイクアップアーティストを目指している方は、こちらの資格・スキルについて詳しく紹介した記事も読んでみてください。
必要なスキル
メイクなどの知識があっても売上につなげられなかったら意味がありません。接客やマナーに関する知識も必要になってくるといえるでしょう。
また、最近は外国のお客さんが日本のコスメを買いに来ることもありますから、簡単な外国語ができるとよいでしょう。
おすすめの勉強方法
上記のようなスキルや資格を身につけるならば、メイクの専門学校やスクールに通うのが一番といえるでしょう。特にまったくの未経験ならば、短期間で基礎から応用までの知識を身につけられるので通学するのが一番といえるのです。
また、ブランドによっては社内教育が充実していて、店内研修などでメイクスキルを教えてくれることもあります。
美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)で人気のコスメブランド
美容部員に人気のコスメブランドとしては以下があります。
POLA(ポーラ)
POLA(ポーラ)は、世界的に見てもトップクラスの研究開発力を持つブランドです。特に、シワ改善といった薬用化粧品やスキンケア商品を多く販売していて、30代以上の女性に絶大な支持を受けています。このような企業姿勢や未経験に対する研修の充実度などで美容部員からも人気です。
FANCL(ファンケル)
FANCLは、スキンケアアイテムのほか、健康食品やサプリメントなども多く手掛けるブランドです。従業員を大切にするブランドで、未経験者を積極的に採用し、ノルマを設定せず丁寧に人材を育ててくれると評判です。
おわりに:美容部員(BA/ビューティーアドバイザー)になるなら学校に通うのがおすすめ
美容部員は、メイクやスキンケアに関する知識やスキルがあれば、目指すことが可能です。
ただし、美容部員になるには、接客マナーなども知っておく必要があります。メイク専門学校やスクールに通えば就職支援などもしてもらえます。
美容部員を目指すならば、まずは美容を学べるメイク専門学校やスクールなどに入学するのがおすすめといえるでしょう。